螺旋工房 > 作品一覧 >  ユージュアルTSF 第2話 ボウヤの念願
<この話はつづきものの第2話です。 単独では楽しめませんので前話からお読みください>


僕は家にある一番小さいサイズの服を着てコンビニに出かけた。

歩いて3分も行かないところにコンビニ・オーソンがある。
自炊するのが面倒くさくなって通いつめるようになってから、
 店員の顔はほとんど覚えてしまっているので妙な愛着があったりする。

「らっしゃいませ〜」

8時から深夜にかけてよくいるバイトふたりがいつも通り迎えてくれる。
まずはスロットの雑誌を読まなくちゃな〜

 いつもの雑誌コーナーに行こうとするとすごく視線が気になった。

振り返るとやっぱりバイトのふたりが僕の方をみていたみたいであわてて目をそらす。

自分がかわいい女の子になったということが、他人の目にも同じに映っているのに安心する。

僕は優越感にひたりながらいつも通りスロットの情報雑誌を手に取る。
まずは来月出る新台の情報を・・・・・・?

なんだろう? 全然、読む気が起きない。
ゴチャゴチャした文字列をみてるとテンションが下がってくる。
僕はとりあえず雑誌を元の位置に戻す。

もういいや、ジュースとおにぎりでも買って早く家に戻ろ。

ジュースは大好きなジンジャーエイルを・・・
ん? なんかこの桃色のパッケージの飲み物かわいいな。 こっちにしよ
次は、おにぎり おにぎり・・・と
ん〜、なんかつまんないな〜
あ、なんかこの洋風幕の内弁当っていろとりどりでキレイだし こっちにしよ
これでレジに・・・ ってそうだ。 下着を買いたいんだった。

自分の思考回路に若干の違和感を感じつつも、僕は下着を探すことにした。
ブラジャーは前に通販で衝動買いしたのをつけているが、ショーツがない。
ショーツはブリーフで代用してるけど、大きすぎて全然落ち着かない。
ブラジャーも小さすぎて胸が苦しかったけど、
 下半身の落ち着かなさに比べたらあまり大きな問題じゃなかった。

男でいったら・・・尿道の中にめんぼうを差し入れて歩いてるような・・・
少し動いて擦れただけで変な汗をかいてしまう。

さて、下着は・・・ここら辺にあったような・・・
あ、あった。 これだ・・・ でもなんかオバサンくさいのしかないなぁ
はぁ あの時、ブラだけじゃなくて、もーちょっとがんばってパンティも買っとけばよかった・・・

妙に感情の起伏が激しくなっている自分。
気づけば、全然違ってる自分の思考が心地よくなっている。
そう、私は女の子になったんだから こういうのも楽しまなきゃね!

結局、オバサンくさいパンティと弁当・ジュースを買ってコンビニを出た。
ふたりの店員さんが僕にドキドキしてるのが、すごくよくわかった。
男なんて簡単に騙せそうな気がした。

今は大きめのださいトレーナーとジャージ姿だけど今度来る時は、
メイクもバッチリしてその場で告白したくなるくらいかわいい服で来てやろうカナ?

もう12月で結構寒いし、普通っぽいTシャツも着れなかったからなぁ
あ、でもこの服って彼氏の服とか思われちゃってるかも・・・
あぁしかもこの服着て前の"僕"で行ったこともあるし・・・
そういう風に思われてないかな〜? あぁイヤだな〜


僕の家は大学から自転車で20分くらいの場所にある。
ボロくて隣の人が大声で笑ったりするとほのかに聞こえてきちゃうけど、
それでもトイレもお風呂もちゃんとついてて不便はしてない。

部屋に帰ってさっそくパンティをはく。・・・よかった、ピッタリのサイズだ。
全身を映せる鏡をコタツの方向に向け、自分の姿に酔いながらコタツに入る。

まずジュースを飲もうかな・・・
うわ これ色はかわいいけど 味はおいしくないなぁ

次はお弁当〜♪ 小さな指で穴を開けて弁当を包むビニールを破く。
爪とかも理想の長さで生えそろってるのって変な感じだな。
あ、ネイルアートとかもやりたいなぁ・・・とご飯食べるんだった。
ちょっと何かが気になると頭の思考が勝手に一方向にいってしまう。

「い〜ただっきまぁす☆」  仕切りなおすように自分でいってみる。

黄色い玉子焼きから食べよっと・・・ん〜甘くておいしー
次はドロドロのソースがかかってるハンバーグ・・・ん〜おいしー

はしで持ち上げてハンバーガーをかじったとき、自分の口の小ささと歯並びの良さに驚く。

テレビドラマを見ながらはしを進めていると、
弁当がまだ残ってるのにお腹がいっぱいになってしまう。

「本当に何から何まで違うんだなぁ」

ぽつりとつぶやいてテレビの横にある鏡をみる。

この髪の毛、真っ黒のままだしいろいろいじりたいな・・・
下着もひとつだけじゃダメだし、かわいい服とかたっくさん買いたいなぁ

食べ残したままの状態でテレビをしばらくみていると、妙に胸が苦しくなってくる。
むかむか気分をやわらげるためにブラジャーを外すと、一気に楽になる。

「ふはー、もっとちゃんとサイズにあったやつ買わないと・・・」

鏡の自分に話しかける。

・・・・・・

・・・・・・・・・・・・いくらみてても飽きない。

前の僕なんてもう信じられない。 このかわいい自分が最高にいい。

・・・・・・あぁ、かわいい

「私、超かわいい えへっ」 鏡映る語りかける自分もかわいい。

もう1回裸になっちゃおうかな? ちょっとさっきより寒いけど・・・

大きめの服をササッと脱いで鏡の前に立つ。
白いすべすべ肌に 少し動くと胸がプルンと揺れる。
かき上げる髪は細くてさらさら 顔は理想の顔だ。
こうなりたいって思ってたわけじゃないけど、
ぱっちりと大きな目はほのかにエロくて、くちびるはプリッ小さくて自分で吸い付きたくなる。
いろんな芸能人の自分の好きな部分を集めたような顔。

オーディションとか受けて芸能界にデビューできちゃったりして・・・
そしたらあこがれの松中さやちゃんとかとお話できたりして・・・
スキャンダルの写真とかいまだに信じられないし、直接会ってお話してみたいなぁ

ブルッ! 思考がすきま風に遮られる。
そういえば僕、裸で立ったまま何考えてるんだろう。

にしても・・・ 私、かわいいなぁ

巨乳というほどじゃないけど、このおっぱいだってすごくキレイな形・・・
まだ"私"の裸って僕しかみたことないんだなぁ

乳首を両手で触ってみると体の内部まで芯が通ってるかのように触感が伝わる。
十円くらいの大きさの乳首を左右とも指でなぞってみる。変なくすぐったさが新鮮に感じる。
指を胸に向かって押し込むとやわらかな弾力が指に返ってきて、"男"として感触を楽しめる。

しばらく乳首をくすぐったりして男としておっぱいを楽しむのに没頭していると、
 口から思わずよだれが垂れそうになって我に返る。

鏡をみると、だらしなく口を半開きにしてる女の"私"がいる。

あぁ・・・私、こんな顔もするんだ・・・

自分の顔なのに新鮮に感動してしまう。
思えばまだこの顔との付き合いは半日ぐらいだ。

自分の表情をもっとみたくなり、洗面所にいくことにした。
洗面所といっても安い学生向けの仮宿。 トイレ・ユニットバスと一緒になっている。

思わず洗面所に入るドアを開けるのに戸惑ってしまう。
僕の部屋は立て付けが悪いらしく洗面所のドアは力をぐっと込めないと開かないのだ。

「う・・・んしょ!」

体重をかけて扉を引いてやっと開く。
力もないし身長も体重も男のときよりずいぶん小さくなっている。
男の時、165CMあたりだったから・・・ 今は150よりちょっと上くらいかな?

やっと入った洗面所の鏡をさっそくみる。
鏡にふれるほど顔を近づけてじっくり顔のパーツパーツを観察する。

あぁ なんてかわいいんだろ
にこっと微笑んだり、怒った顔をしてみたりして楽しむ。

それにしてもキレイな目・・・
こんな目でみつめたらどんな男だってイチコロかも

ん? 一瞬、目が赤かった気が・・・ って目が赤いわけないか

ブルル  テンションが素に戻ったところで急に体の寒さを感じる。
よく考えたら冬の初めに室内とはいえ裸なんだ。 寒いに決まってる。

せっかくお風呂場にいるんだしシャワー浴びちゃおっかな♪

僕はそのままシャワーを浴びるためにユニットバスに入ることにした。

シャワア・シャワァ♪

るんるん気分でシャワーの用意をする。

あ〜、僕ってこういうテンションの上がり方しなかったんだけど・・・
これが女の子の脳なんだなぁ   おもしろっ

そんなことを考えているうちに蛇口から出る水が温かくなり、シャワーの用意ができる。
体をシャワーの方に向けて、蛇口からシャワーに切り替える。

シャワァァアアアァ

シャワー口から程よくあったかいお湯が体に降り注ぐ。
僕はいつもと同じように目を閉じて顔面からお湯を受ける。

「ふぁああぁ〜〜 気持ちい〜」

男のときより数倍気持ちいい。
肌が男より全然敏感で、あったかい感覚がすごく嬉しい。
水が肌に当たる感覚に少しだけ性的な気持ちよさも混じってる。
長い黒髪がお湯に濡れて少し重みを感じさせる。

しばらく前で浴びた後、振り返って背中でもシャワーを浴びる。

「ふ・・・あぁ・・・」

首筋から背中にかけての部分がすごく敏感になっている。
水の降り注ぐ感覚がやみつきになりそうな変なくすぐったさを感じさせる。

お湯の刺激をもっと体のあちこちに感じたくなり、
固定されてるシャワーを取り外そうと上に手を伸ばすけど、ぎりぎりで届かない。

「うんっしょ・・・ うんしょ・・・っと」

真下までいって精一杯に手を伸ばしてやっとシャワーが取り外すことができる。

シャワーを手に取るといろんなことがしたくなり、なんとなくお湯の出を強める。

「シャワーって・・・
 ここに当てると・・・どうなるんだろう・・・・・・ ひあっ!


興味本位でシャワーを自分のマ○コにあてると一気に体中へ刺激がはしり、
 思わずその場にしゃがみこんでしまう。

一気にエロティックな気持ちになってしまうほどそれは気持ちよく、
無意識にそれから逃れようと手をどけてしまいそうになる。

でも・・・  もっと  もっと 気持ちよくなりたい

「あふっ う・・・・・・ あうぅ」

沸きあがってくる快感で体が弓なりにのけぞってしまう。
そのままその場に尻をついてユニットバスにもたれる。

「ふあっ 入ってくる・・・あぁ!」

膣内にお湯が入ってきて中からの快感を生み出す。

もっと強く もっと強い水圧で刺激したい・・・

欲求のままにシャワーの水圧を上げると、快感がさらに増す。
湧き上がってくる快感が体中に浸透していき、声も段々と大きくなってしまう。
口は半開きの状態でよだれがあふれ出してしまっている。
左手でシャワーを右手で秘部をいじくり回す。
特に何をどうしようと考えずにひたすら快楽を得ようと体を動かす。
しばらくそれを続けていると急に感覚が高まってくる。

「あぁ・・・僕・・・女の体で・・・ああ! いっちゃう・・・あああ」

シャワーをクリトリスに近づけ右手の動きを速める。

「〜〜〜〜〜っ!」

体の中で何かが弾ける。
感覚が白に包まれる。体の全体がぴくぴくと痙攣し一気に力が抜ける。
絶頂の感覚は男のが1点に集まるものだとすると、
女の絶頂の感覚はイッたまま快楽に翻弄される感じかもしれない。

ずっと妄想してやまなかった女の絶頂・・・
僕ははじめての絶頂の余韻に浸り、同時に念願の欲望の達成に酔った。


<つづく>

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送