螺旋工房 > 作品一覧 >  のっとり トップアイドル・さやや その2
のっとり トップアイドル・さやや その1 のつづきですが、読まなくてもある程度楽しめます

マガリ駅前公園 エテ公前―――

螺旋市の若者の中心部といっていいマガリ駅
そのマガリ駅前で最も待ち合わせ場所として使われるのが、公園のエテ公前だ。

20年ほど前の市長が "ストレングス"(力) という意味があるとして建てた銅像だが、
あまり強そうでない上にエテ公という響きが受けて、ネタとして市民から愛されている。

たくさんの若者が待ちあわせる場所で15分ほど待ちぼうけをくらわせている女がいる。
アイドルの松中さやだ。 公園の植え込みの壇に座っている。
まわりの若者にバレないようにほんのりピンクのつば付きニット帽を深めに被り、
色を合わせたマフラーと薄めのグラサンをかけてごまかしているが、
やはり通り過ぎる人のうちの5人に1人は気になってさややの方を長い間みる。
単純に脚線美や雰囲気に惹かれただけかもしれないが、
まれに話し掛けにいくような輩もいてタジタジに対応する様もおもしろい。
テレビに出ている時と同じようなファッションで来るようにいったのは正解だったな。

"どれぐらい待たせてやろうかな?"

俺はそんな優越感に浸りながら、ひとり待つトップアイドルを
エテ公前がしっかり観察できるマガリ駅2階にあるカフェから眺めた。

俺は少し前までトップアイドルなんかとはまったく縁などなかったが、
彼女の"ねね"ある事件で手に入れた奇妙な能力によって陥れることに成功した。

"ねね"はここにはこさせていない。
本日の趣向上、近くのラブホテルで待機させている。

テ〜ケテ〜ケテケテケテン〜テ〜ケテ〜ケテッテッテ〜♪

さややの最新曲が着信メロディで流れる。
皮肉をこめてさやや専用の着信音として設定しているものだ。
この携帯はアイドルグループの誰だかの携帯で俺のではない。
あんまり気にしていないが逆探知とかで調べられてとかの防止策になるだろうし、
アイドルに入るメールを眺めるのもおもしろいので気に入っている。

携帯の画面をみると新着メールが届いたとクマのキャラクターが知らせている。

「わたしはもうついたよ。なおゆき君はいつぐらいにつきそう?」

彼氏に送るような文面にしろといっておいたが・・・まぁこんなもんか

「わかんない。 おまえ、もうついたんだ。 結構早いな
 もうすこし待っててよ。 適当に行くから」
 [送信]

さややは着信したメールを読むと、泣きそうな顔で考えながらメールをうっている。
トップアイドルがこんな扱いを受けるのはさぞ屈辱だろう。
今日は都合のいいことになかなか風が冷たい。そろそろ本格的な冬がきそうな11月だ。

テ〜ケテ〜ケテケテケテン〜テ〜ケテ〜ケテッテッテ〜♪ メールが着信する。

「そんなぁ〜(泣
 いつぐらいになりそうかだけでも教えてよー
 もっと大事にしてほしいよぅ」


何だこれは? せめてものメッセージといったところか・・・
トップアイドルの抵抗がこの程度が限界という状況が笑えてくる。
たくさんの人に大切にされ、ドーム級の会場を満員にできるほどの
アイドルのプライドを踏みにじる快感は計り知れない。
こういうのはのっとりによって『精神の型』が
"ねね"側に寄ってしまう前にやっておかないと楽しめない。

「大事にかぁ・・・まぁそれはお前次第かもよ(^_^;)
 さっきまでマキといっしょだったからさ
 ホテルからいくしもうちょっとかかるかも とりあえず待っといて」
 [送信]
(※マキとは渦本マキ。"ねね"がのっとり、支配下においているアイドル。 詳細は前話参照

メールを読んで表情がさらに暗くなる。
くやしさでくちびるに力が入ったのがわかる。
しばらくすると、決心したのか待ち合わせ場所から離れて駅に向かう。

帰るつもりらしい。

・・・・・・ いまさら逆らうなんて無理だろ

やはりしばらくすると元の位置に戻ってきて、植え込みの壇の端に座る。

戻らなかったとしてもいくらでもさややを追い詰める方法はある。
人と接する点がある限り俺と"ねね"から完全に逃れることはできない。

一瞬戻ってこないことを期待してしまった。
追い詰めるネタを仕込むのは回をこなすと楽しくて仕方がなくなる。
戻ってきたぷんぷん顔のさややがまたメールを打ち始める。
なかなかに上出来なピエロっぷりに笑いがこみ上げてくる。

テ〜ケテ〜ケテケテケテン〜テ〜ケテ〜ケテッテッテ〜♪ ラv

「絶対にきてね
 わたし待ってるから


もうこれ以上はあまり遊べそうにないな。
心の陵辱はこれくらいにしておいて、つぎの行動にうつるとするか・・・




下に降りると今度は2人組の女子高生に絡まれている。
やはりアイドルというのは人を惹きつける能力があるのかもしれないな。

俺はしばらく観察した後、メールを送った。
「ついたんだけど、顔あんまり印象に残ってないし、
 かわいいおまんこの形しか覚えてないから 股開いてみせてよ」


携帯を持つ手が震えている。ベタな存在否定だが、十分に効果があったようだ。
女子高生ふたりはどうやら、さややと写メールを撮りたいようでまだ群がっている。
携帯を出して構えてながら話してるので容易にそういう想像がつく。
もしかしたらアホなことに番号でも聞いているのかもしれない。

女子高生を適当に流しながらうったメールが返ってくる。

テ〜ケテ〜ケテケテケテン〜テ〜ケテ〜ケテッテッテ〜♪

「許してください。
 ギャルのコふたりにかこまれてるところだから・・・ お願いです」


「おまんこしか覚えてないって言ってんだろ?
 広げてみせろよ 命令だ はやくしろ 週刊誌にあの写メール送るぞ」
 [送信]

実はさややには下着を付けないように命じてある。
もし下着を付けていたらアナルセックスの写真をバラまくといってある。
アイドルが前にささっているバイブレーターを自分で繰りながら、
カメラ目線で騎乗位アナルファックをしている写真は芸術といってもいい仕上がりだった。
誰にみせてもできのいいコラージュというに違いない。

3度目のセックスの後、楽屋に渦本マキに絶対に会いたくないと関係者各位に伝えられ、
新たな松中さやの知り合いを"ねね"にのっとらせる必要がでてきたかと思ったが、
さややの携帯にアナルファック画像を送ってやると、一気に折れてしまった。

さややにメールが届くと、すぐに場所がわからないはずの俺の方をみる。
一瞬驚いたが、女子高生が邪魔で正面からじゃないと見えないだろうし見当はつくか・・・
俺はさらに目で催促する。 召使いを鼻で使うような感じだ。

しばらく間を置くと、さややがすごい剣幕で
「向こういって!」 とギャルどもに向かって訴え、ギャルどもが驚いて離れる。

さややはギャルどもがみえないところにいったのを確認すると
マフラーで口を隠し、股を開き始める。

さややは恥ずかしさを紛らわせるためか、下を向きながら股を開く。
下を向いているせいで気付けないが、
これだけ人通りの多い待ち合わせの場で露出をやると かなり目立つ。
どこからか沸いてきたカメラ小僧が、連続シャッターを切り始める。
立ち止まって見ている人から連鎖反応が起き、視線が視線を呼ぶ。
顔をマフラーで隠しているおかげで"松中さやが!?"とまではバレていないだろうが、
 この写真がどこかの投稿雑誌に載ることは間違いなさそうだ。

肩幅くらいまで足を広げるとパンツをはいていないのがはっきりと確認できる。
反抗的ながらいいつけを守ってくるとは、なかなか興奮させてくれる。
うっすらと記憶に残っているであろうアナルファック画像がよほど利いたのだろう。

このノーパン痴女アイドルの生み出す魔力にまわりが集中するあまり、
駅前のうるさいガヤガヤ音が少し静まった気すらする。
10秒かそこら経ったところでヒュウと風が吹いてスカートがまくれ上がりかけ、
さややがあわてて足を戻す。
戻す際にようやく視線の数を感じたのか、顔を真っ赤にしていきなり走っていってしまう。

実際に何秒あったがわからないが、かなり興奮を誘う光景だった。
さややを自由にできる立場でありながら写真がほしくなってしまうくらいにいい画だった。
これからもっと露出をやらせてやろうかな・・・




「なかなかかわいいじゃないか
 お前が行った側の橋の下にあるコンビニで待ってるから来い


どこかに隠れてしまったさややをメールで呼び出す。
しばらく待つと涙顔のさややが逆側からコンビニに向かって歩いてくる。
俺はさっそく肉体を嬲ってやろうと、ゆっくりと忍び寄り後ろから抱きついてやる。
数人いた歩行者に一瞬緊張がはしる。

「きゃ…」 「ほら、恋人モード 恋人モード」

叫びそうになるさややの耳元でそう囁いてやると、
叫びはしなかったがすぐに反発してくる。

「は、離してください・・・」

そういって俺の手から抜け出すとさややが俺を睨み付けてくる。
歩行者の数人がそのまま俺ら行く末を見守っている。

「いまさらどうした?
 俺はお前の初めての人にして永遠のセックスフレンドだろ?
 もっと大切にあつかってくれよ」


野次馬どもに聞こえるようにセフレの部分を強調してやると、
一瞬軽蔑のまなざしをさややの背中に送ったあと、それぞれ散っていく。

「くぅ・・・・・・」

アイドルが最低野郎にセックスフレンドといわれ言い返せない・・・
殺したいほど憎いだろうなぁ
俺はさらに反発心をねじ伏せてやることにする。

「その反抗的な目はやめといた方がいいぞ・・・
 あまり失礼だとお前のお母さんや友達にまで迷惑がかかることになってしまうぞ」


「な、なにをいって・・・」

「つまらない反発をすると、
 お前のせいでお前の大好きな人たちまで痛い目みることになるぞ
 ・・・っていってんだよ
 お前の友達全員好きでもない男とセックスさせてやってもいいんだぜ?
 なんなら出血大サービスでお前の家族を増やしてやってもいいぜ。
 母さんにがんばってもらってな・・・ なんなら俺が種付けしてやろうか?」

そんな面倒くさいことをする気は一切ないが、
さややの心を揺さぶるには十分すぎる"おどし"だろう。

「・・・・・・・・・」

俺がにやにやと覗き込んでやると、完全に黙って下を向いてしまう。

「よし、再会のキスをするぞ さやや」

「きゃ!」

黙ってるさややを正面から抱き、強引にキスをする。
お互いを知り尽くしている"ねね"との濃厚なキスもいいが、
たまには嫌がっていて全く気持ちの通じ合っていないようなキスをするのもいい。

がっちり閉じている歯を顎にかけた手と口に侵入させた舌を使ってこじ開ける。
「んん!」 といううめき声を直に口の中に感じながら大量の唾液を流し込んでやる。
口腔内で逃げまとう舌を追いかけ、無理矢理絡め同時に服に手を滑り込ませて、
ブラジャーの方もちゃんとつけていないか確認する。
ノーガードのおっぱいを手で確認したら前に憑依した"ねね"から教えてもらった
"感じるツボ"である乳輪付近を少し立てた爪でくすぐる。
空いた方の手はスカートの上から侵入させ尻を撫で回す。
徹底して責め立てると口を少し離した際、漏れてくる声に色香が混じる。

道行く人にわかるようにニット帽とメガネを取り去り、下に捨てる。
どれだけ抵抗されようとも、それを跳ね除けるだけの性感を与える自信がある。
完全とはいえないがさややの体は過去3回のお手合わせで攻略できている。
相手の精神は"ねね"だったが、体はさややだ。

どんなに清純な精神であろうとも体を淫らにしてしまえばいずれ欲望に堕ちる。
肉体に精神は同調していくものだ。
年をとれば体の衰えに合わせてやる気もなくなってしまう。それと同じだ。
聖母マリアであろうとも性欲人形の中に入っちまえばただのメスだ。

通行人の何人かがさややの顔を完全にみたと思えたところで、
俺は路上での行為を切り上げ、次の段階へうつることにする。

顔を離した際の油断しきったさややの表情は"ねね"にのっとられている時と大差ない。

この調子でお前の心を欲望にまみれさせてやる。
顔をみたら誰もがお前とセックスしていることを想像できるくらいにいやらしくしてやる。
清純なんて装うことすらできないような 『精神の型』に変えてやる・・・

俺は"ねね"の待つラブホテルに急ぐことにした。

<つづく>  

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