螺旋工房 > 作品一覧 >  催眠本舗 〜役づくられ〜 映画女優・春日野杏子

映画女優、春日野杏子は思いつめていた。

彼女はドラマが主流である日本においてそれらにはまったく興味を示さず、
映画という舞台にこだわり続ける数少ない映画俳優だった。
一流の演技力に加え純白なイメージの中に漂う独特のやさしい色香、
見つめられたら何もかも見透かされてしまっている気にすらなるキレイな瞳。
肩まで伸びた少しウェーブのかかった髪からのぞく白く細い首、
でき過ぎた彫刻のようにキレイな足・・・ いつも少し微笑む程度の笑顔…
それらの魅力に虜になっているファンは少なくなく、テレビへの進出を望む声は少なくなかった。
しかし、彼女がその声に応えることはなかった。
彼女が極度の凝り性だということは業界でも有名だった。
いままで彼女が出演した作品は賞を取らずとも「わかる人」たちには高く評価されてきた。

杏子は常に真剣だった。
まだ26歳の若さにも関わらず時にベテラン女優と同列に並べて語られたりもした。
彼女が演じる役はどれも真に迫っているのは徹底した役づくりがあるからだ。
撮影の前には携帯を解約し、完全にひとりの世界に入った。
アメリカ住まいの経歴がある役柄だったらアメリカにホームステイした。
競演した男優と設定通りの関係になり週刊誌に載ったこともあった。
だが何があろうとその裏には杏子の作品に対する信念があった。
何をするにも半端な気持ちでは挑まなかった。
週刊誌に掲載されスキャンダラスに騒ぎ立てられたが、
杏子が報道陣の前に出てくることはなかった。
相手方の男優はなにもいわなかった。いや、いえなかった。
役づくりという冗談めいた口説き文句だったが杏子はすんなりとのってきた。
はじめは自分に好意があったと男優は思っていたが、
そんなことはなくふたりの関係は役柄以上にはなりえなかった。
男優も悪になりきれなかった。 杏子の目を真っ向からみることができなかった。

しかも杏子は撮影が終わると「自分を取り戻す」ために
必ず1ヶ月ほど海外に旅行に出るので、役柄上のどんな人間関係もそこでリセットされた。

今回、杏子の演じる下田辺祥子はとてつもなく過激で強烈な役柄だった。
祥子は幸せな家庭に生まれ、高校には手芸部の部長を務め、大学から一人暮らしを始めた。
アジアの国に関心の強かった祥子は国際関連の学科の強い大学を受験し、
第一志望の大学を合格し、両親に暖かく送り出された。
両親も彼女の友達も祥子にこころざしを感じていたし安心していた。
劇中でも主人公の前では終わりまでそのままの印象だ。

祝福された人生を歩む下田辺祥子の持つもうひとつの側面が、杏子には理解できなかった。
下田辺祥子は最も自分を信頼している人間を裏切ることを最大の楽しみとしていた。
親友の彼氏と親友より早くセックスする。もちろん彼氏になる前ではない。
父の会社の後輩とも寝た。 手芸部の後輩の部員の処女を異物挿入で奪い辞めさせた。
下田辺祥子がそれらのことをする動機はただ「楽しいから」というシンプルなもの。

杏子を最も苦しめているのは、下田辺祥子の持つ特性に原因がないことだった。
しかし、同時に杏子が役者として最も魅力を感じたのはその点でもあった。
祥子には失恋のショックなどでもない。
彼女の初めての相手は高1の時の彼氏だった。結局その彼氏も交際中に裏切っている。

下田辺祥子の行動には理由がない。 罪悪感もない。
純粋に自分の巻き起こすことを楽しんでいる人物が下田辺祥子だ。
物語の中で下田辺祥子はメインではなかったが確実に物語の核だった。
杏子の培った経験でもそれを演じるには足りなかった。
みているもの云々の話ではなくて彼女自身が納得できなかった。
杏子の役づくりは自分の内側にもうひとり自分をつくるようなものだった。

杏子は思い出していた。
彼女はその性格もあってあまり友達と呼べるような関係の知り合いがいなかったが、
ある友人からどんな役づくりであろうとも必ず手助けになってくれる者がいることを聞いていた。
しかも、話によると助言をだけで商売が成り立つほどのスゴ腕。
杏子は役づくりの上で人に助言を求めたことはなかったが今回ばかりは手詰まりを感じていた。
もし助けを求めるのならば確実なものを期待したかった。
余計なことが頭に入るとただでも納得のいっていない役づくりにさらに支障をきたすことになる。

杏子は普段自分からかけることのない電話を友人にかけようとしていた・・・



高級エスニックレストラン「ゼブラヘッド」の一室―――――。

かの人気映画俳優、春日野 杏子 が俺の前に座っている。
スクリーンの中でのいろいろな個性の役のイメージが強いせいか、普通すぎる感じすらする。
ロウソクの弱い光があやしく場を照らす。
別世界を思わせるような倒錯した感覚を誘う香りをかもし出す特性アロマ
「スパイラル」 が気をつけなければ感じれない程度に漂っている。

「・・・こんばんは、春日野杏子さん。 わたくし、旋司 (センジ) と申します。
 食事をしながら本題に入る ということでよろしかったですか?」

軽く会釈を交えてあいさつしたが、春日野杏子はひたすらジッとみているだけだ。

「・・・・・・こういうと気を悪くされるかもしれませんが、
 食事をするくらいなら本題に入りたいのです。
 それにいま私はこういったレストランで食事をしないことにしています」

「それも"役づくり"ということですか・・・ 噂に違わぬお人だ。
 では、さっそく話しに移ることにしましょう」

「はい、お願いします・・・・・・」

・・・やはり春日野杏子の視線は最初から何も変わっていない。
俺を疑ってるか・・・ まぁそれはそうだろうな。
助言が仕事というのはスーパーバイザーなどと言い方を変えれば結構な響きにはなるが、
結局のところ、あやしいことこの上ないだろう。

俺は映画業界人の間では腕利きのアドバイサーとして通っている。
本当の俺の職業は催眠術師。
大学での研究に独自の概念を取り入れいまも研究を続けている。
学会は俺のことを異端というレッテルを貼り付け追放したが、
幸い俺の研究は追放される段階で区切りを迎えていたのでさして痛くはなかった。
もっとも、それを売りにして仕事に就くことはできなくなったが
顔相を始めとする占いについて深く研究していた私が職に困ることはなかった。
いろいろあって今に至るが、まあそのときのことは後々語りたいと思う。

「下田辺祥子の人間像については私も勉強させていただきました。
 春日野サンは下田辺祥子の真に迫りたいと・・・ そういうことですね?」

「はい その通りです。 私は…」

"下田辺祥子の狂気に迫りたい" ということですね?」

春日野杏子の表情が少し変化する。

「・・・失礼ですが、わたしはあなたのことを優秀な助言者としか聞いていません。
 あなたは何をなさっている方なのですか?」

「アメリカの方で心理学を学んでいました。
 日本でこういったアドバイスをおこなうことを始めたのは2年前からです。
 職業柄、存在を知られてはいけないので、これ以上は話せませんが・・・」

「・・・・・・」

「このような男を最初に信用できないのは当然です。
 ですから最初の相談は無料とさせていただいております。 ・・・話を続けますか?」

「・・・お願いします」

春日野 杏子 ―― 26歳とは到底思えないこの貫禄。 眼差しの強さ 深さ・・・
そしてほのかに漂う"スパイラル"の香りが消えてしまいそうな雰囲気・・・
接していればいるだけそれを強く感じる。 早く自分のものにしてしまいたい。

「では・・・ 本題に入らせていただきます。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

下田辺 祥子 春日野 杏子本人に関する質問を交互に出し、 杏子の人物像は大方把握した。
そしてほどよく杏子がリラックスしてきている。 チャンスだ

「さて、それでは下田辺祥子に近づくために
 私はこれから杏子サンに魔法をかけます。」

「え?」


春日野 杏子が驚いた顔をする。

「あ、言葉を変えると役づくりの手伝いということです。
 これが私の仕事のメインとなる部分です。 大丈夫ですか?」

「あ、はい・・・ よろしくお願いします。」

ようやく私の能力というのが理解できてきたらしい。
最初と比べるとずいぶん反応がやわらかい。今日はこのタイミングがベストだ。

「それではこの楕円の鏡を机に置きますので杏子サンは、
 鏡の真ん中についている紋章をみつめていてください。
 その中で私の質問に応えていただきます。」

さすがに少々戸惑ったようなリアクションだ。
というかこの要求に対してドンと構えている方がこわい。

「はいではロウソクを大きいものから私が手で持つように小さいものに変えます」

手持ち用のスタンドについたロウソクに火をつけ、テーブルの大きいロウソクを消す。
ふたりでいるには少し大きめの個室の照明は手持ちのロウソクだけになり
一気に空間が狭くなったような感覚を覚える。 すべて台本通りだ。

「では紋章をみつめていてくださいね。
 体の力を抜いて・・・ リラックスしてください・・・・・・」


手持ちスタンドのロウソクを鏡の中でゆらゆらと動かす。
春日野 杏子の目の中でロウソクの灯が右へ左へと揺れる。

「はい・・・」

紋章が弱い光で照らされては消え照らされては消えうまく焦点が合わない。

「こころを無の状態にしましょう・・・
 あなたは春日野杏子ではありません・・・ 自分を意識してはいけません・・・
 さぁ 力を抜いてください・・・ そう・・・あなたはこの空気の中に溶けていきます・・・
 だんだん、自分がどこにいるかわりません・・
 空気があなたです・・・ あなたが空気です・・・ 空気が・・・・・・」


杏子の体から完全に力が抜ける。 目も開いてはいるがどこもみていない・・・
電車の中で居眠りしてしまう直前のような状態だ・・・
この状態で俺以外の人間が彼女に話しかけるのは非常に危険な行為となるが、
この個室は俺の貸切の部屋で、人はこちらから電話をかけない限り絶対に来ない。
さて もうレシピは決まっている。 あとは調理するだけだ・・・

「さて、杏子サン・・・ 私はあなたにすべてを任せると頼まれました。
 安心してください・・・ 私に任せていれば大丈夫です。
 私の言葉に身を任せていれば何の問題もありませんョ・・・」

「はい・・・ 旋司さんにすべてをお任せします・・・」

・・・名前で呼ばれただけで興奮してしまうのはやはり相手が春日野 杏子だからだろう。

「さて あなたは春日野杏子ですが、これからそうであってはいけません。
 あなたは下田辺 祥子にならなくてはいけません・・・」

「はい・・・ そうです・・・・・・」

「目を閉じてください・・・ 私がこれから数を21まで数えます。
 私が数字を1,2と数えるたびにあなたは無になっていきます。
 私が21の数字を数え終わったときあなたの存在はなくなります。
 いいですね? はい、それではいきますよ。 1・・2・・・・・・ ・・・ 21!

21の数字を数え終え、春日野 杏子の精神状態が白いキャンパスのような状態になる。
これから何を描くのも自由だが上手に慎重に描かないといけないのが催眠だ。

「あなたはいま誰でもありません・・・
 これからあなたを紹介します。 あなたの名前は下田辺祥子・・・・・・」

俺は杏子の描いていた下田辺祥子像に足りない部分を補っていった。
いや、補うというよりは杏子の理解できなかった部分、
例えば裏切りの快楽や好きでもない男と理由もなく寝れるような考え・・・
それらの考えを当然と感じるように おかしいと思う考えを排除していった。

「あなたはすべての人間の期待を裏切るのが快感です。
 ・・・あなたのことを好きな多くの人はあなたが非常に純粋な人だと思っています。
 それを裏切りましょう」

「うらぎり・・・ きもちいい・・・」

口元がニヤッと歪む。

「そう・・・ あなたは快楽を求めるためだけに生きています。
 あなたにとっての快楽はセックスが一番でしたが、
もうあなたはそれだけでは満足できません。
 あなたはこれから目に付くようなアダルトグッズは
 全部買って自分で使ってみないと落ち着きません。
 あなたはたくさんの男性に同時に抱かれるのが好きで精液の味がとても好きです。
 一気にたくさんの量を味わって飲むのは最高の気分です。
 もう二度と会わないような男性に中にたっぷり出されるのが日常です。
 あまりにもたくさん出されてマンコから
 精液があふれ出している時こそあなたの幸せの絶頂です。
 当然お尻の穴にペニスをぶち込まれるのも大好きです。
 出たり入ったりするのが排泄の時の快楽とにているからです。
 あなたは思いっきり排泄をするのが好きだから当然です。
 浣腸してぶちまけるのがとても好きだし他の人に頼んでやってもらうのも好きです。
 場所だってどこでも構いません。無関係の人間に見られてするのも興奮します。
 誰も予想しないところでセックスすることこそ最高の裏切りです…」


俺が言葉をひとついう度に春日野杏子はうなずき言葉を深く刻む。
一通り必要だと思われるものを予定通りに吹き込んだ。
これでひとまずこれから楽しめるのは間違いないが、
俺の自身がもう我慢できないほどにパンパンに張っていた。
俺はいますぐにでも前にいる最高の美女にブチ込みたい気分だった。

「さて、これから『役づくり』のための稽古をしましょうか・・・
 あなたは演技のパートナーとして私を選びましたね。
 だからこれからの役づくりは私が相手になるのが当然です。
 あなたは私のことを誰よりも信頼してるので、私のどんな欲求にも応えます。
 もちろんあなたは誰もが予想しないようなアブノーマルな人間ですから、
 自分がしたいと思ったことはなんでも私に頼みます」

「はい・・・ センジさんになんでもたのみます・・・」
「それではこれから3つ数えるとあなたは目覚めます。
 私が『役づくりのため』というと
 これからはどんなことであろうとも応じます」
「はい・・・ 役づくりのためになんでもします・・・」

杏子は変わらない声のトーンで了承した。さて・・・

「・・・1・・・ 2・・・ 3!」パチンッ
俺が手を叩くと春日野杏子が目を覚ました。

「ご気分はいかがですか? 杏子サン・・・」
「杏子? ・・・わたしのことは祥子と呼んで センジさん」

キリッとした目で俺を鋭く睨んだ。
俺は設定上、唯一本音で話せる人物となっている。
いわば下田辺祥子の裏の人格の方だ。

「あぁ、わかりました。 祥子サン・・・
 さて、今日もまだ時間がありますし早速役づくりのために私に奉仕してください」
「奉仕? そうね。 そういえば今日はまだ誰のも飲んでなかったわ」
「何を飲んでなかったんですか?」

「ん? 決まってるじゃない・・・ ザーメンよ・・・
 じゃあお言葉に甘えてセンジさんのいただくわよ・・・」


元から演技力がありすぎるために
何の躊躇もなく植え込んだ言葉を発するし、何の違和感もない。
ただそんなイメージの全くない春日野杏子からいわれるのは最高の気分だ。

「じゃあ、早く咥えてくれよ祥子」
「わかってるわよ。 急かさないでセンジさん・・・」

少し不安があったが、難なく対応してきた。
杏子が俺の前にひざまついて、ジッパーを降ろしイチモツを取り出した。
あまりにも手つきが鮮やかで普段からやってるようにしか感じない。

「ふふ こんな大きくしちゃって・・・ ショーコでそんなに興奮してたの?
 ・・・ん んくん・・・  クチュん はぁ・・・ おいしい・・・ クチュヌチュ」


相手が春日野杏子ということで何でも興奮してしまうのは確かだが、
さすがにフェラチオがものすごく上手かといったらそうではなかった。
だが、ツボは全部抑えてる。 上目づかいがたまらない・・・

「んふ・・・ クチュクチュ・・・ 気持ちいいですか?」

「完璧といいたいところだが、まだ甘いな・・・
 これから俺だけじゃなくいろんな野郎のペニスを咥えて練習するんだな・・・
 でも、筋は悪くないぞ・・・ その調子で行けば・・・ ンッ」

「うふふ・・・ その調子で行けば・・・ナニ? クチュクチュ」

「うぅく! ・・・・・・はぁはぁ 行けば・・・うあ!」

俺が話そうとするたびに杏子は新しい刺激を与えてくる・・・
これが春日野杏子の本気のフェラチオか・・・
あっという間に快楽のツボを抑えられていく・・・

「クチュ ンン・・・ ぷはぁ
 その反応で気持ちよくないの?ウフフ」


ズブズブッ ズブブブ! 祥子がすごい音を立て始める。

ツバを口にためてペニスにまとわりつかせてきた。
生暖かさとぬるぬる感が一気に俺を上り詰めさせる。

「う・・・うぅ イク・・・」
「出して! たくさん出してショーコにかけてぇ!!」

祥子が手コキをしながらペニスの先端にキスをした。

ドピュルルル ピュッ ドプ!

「アアン! 熱いのがたくさん熱いのがッ!」

俺は杏子の顔に溜まっていた液体を放出した。
大量の白濁液がいきおいよく女優・春日野杏子の顔を汚していった。
杏子は運動の後のシャワーを浴びるようにそれを浴びている。

「・・・はぁ・・・はぁ おい祥子ちゃんと掃除しろよ」

「ふふ・・・ すごく気持ちいい顔してたのにそんな風にいって… ンフン・・・」

「生意気いって…うぅ ・・・はぁ くっ・・・」

杏子が俺の感じている顔をみて嬉しそうに微笑みながらペニスを舐めている。
本当にこれは演技なのかどうか俺にもわからなくなってくる。

「尿道にたまってるのも キレイに吸い出せよ・・・ ンンッ! そうだ・・・」

「ンクゥ・・・ ふふ・・・ とってもネバネバしてて素敵・・・
 そしてこのにおいも・・・ こんなに出しちゃって・・・ふふ」


「おい、顔についてるのもきちんとすくい取って味わえよ・・・
 舌が届きそうな範囲は極力舌をつかえ・・・
 俺の精子をそこらの野郎と同等に扱うなよ・・・ 大切に味わえ」

「わかってるわよ・・・ ンンッ センジさんのザーメンだもの。
 ペロリ・・・ んくぅ・・・ ・・・ねぇショーコにもしてくれないの?」


「おいおい女が男におねだりする時にはそれなりの態度ってもんがあるだろ?」

「・・・はい、ごめんなさい。
 センジさん、ショーコの! ショーコのオマンコに・・・
 あなた様のペニスをブチ込んでくださいっ!」


「よし、いいだろう。 まずは服を全部脱げ」

実はあまりのも『返し』の上手さに動揺しつつも俺は続けた。

「はい、ショーコのいやらしい体をみてください・・・」

するすると祥子もとい杏子が服を脱いでいく・・・

「おいおい、普通に脱いでどうするんだよ
 もっと、みている俺を楽しませな!」


「え・・・?」

ようやくボキャブラリーにない展開らしい

「ストリップショーだよ。 脱ぐのをみせつけてみせろ
 女は常に男が悦ぶことを考えてナンボだろ?」

「はい・・・ じゃあセンジさまぁ 祥子の脱ぐところみてくださいね・・・」

杏子はそういってニコッと微笑んだ。
サドッ気が強いにも関わらずこの順応さは反則だ・・・
いっそ、このまま自分だけの奴隷にしてしまいたいぐらいだった。

腰をくねらせながらゆっくりと俺の顔をみては嬉しそうに服を脱いでいく・・・
俺の下半身その様をみて再び元気を取り戻していた。

「ふふ・・・ またショーコで興奮してるのね センジさまぁ
 ショーコを好きにしてくださぁいね・・・」


手玉に取られてるのはこっちなんじゃないかと思うほど妖艶だ。
すべてを脱いで一糸まとわぬ姿・・・あまりにもキレイすぎる。
現代の妖精でもみているような気分になる。
俺の興奮は極限に達していた。一刻も早く自分を解放したかった。
一刻も早く神宮杏子を味わいたかった。
ふと気がつくと俺は杏子に覆いかぶさっていた。
理性を欲望が消し飛ばしていた。
なんであろうともいい俺がこの女の手の内で踊るんだったそれはそれでいい。
俺は目の前にいる女に心を奪われていた。

「あぁん・・・ センジさんショーコで興奮してる・・・ んんぅ!」

俺は裸になった祥子を机の上に押さえつけ体中を
手で、舌で、鼻で、体中のありとあらゆる感覚器で貪った。
俺の脳を祥子のにおいが、汗の味が、肌の感触が、支配した。
特に足が最高にいい。
触っているだけで射精してしまいそうなくらいに足を触りつくした。

「センジさん・・・ ショーコの足そんなに好きですか?」

祥子がうれしそうに俺にいった。

「最高にキレイだよ。 これがあれば俺は何を失ってもいい」

恥ずかしいことに半分以上本気でそんな言葉が漏れた。 それだけいい女なのだ。

「センジさん・・・ ショーコをめちゃくちゃにしてっ!」

「うぉ・・・ 祥子・・・ お前が欲しい・・・ お前が欲しい!」

「あぁセンジさん・・・  きていいのよ。
   ショーコをあげますぅ・・・・・・  きてぇ・・・」


祥子はそういうと少し身を引いて机の上でM字に足を開いた。
性器はすでに十分すぎるほど濡れており愛液が溢れている。
その場で意識を失ってしまいそうな程に俺はその様に興奮した。

ペニスをサッと構えて狙いを定め一気に祥子に突き刺した。

ヌチュ!

「あああああああ!!
  入ってる! ショーコにおっきいのが入ってるッ!

「うおおぉぉぉ ショーコ!!!」

俺は思うがままに祥子を突いた。
両足を手で撫で回し味わいながらそのままの体位でひたすらつき続けた。

「あん あん あん! あぁあああ!!
 いいのぉ! センジさんのおちんちん気持ちいいのぉ!
 もっと もっと 激しくしてください!
 ショーコを! めちゃくちゃにしてくださいぃ!!!」


「ショーコ! ショーコ!!!
  お前でいくぞ! 中にたっぷり出してやるからな!!」

「ああん! きてぇぇ!
  中で感じたいの! ショーコ中で感じたいの!!」


ショーコが力いっぱい俺を抱き寄せ腰を振った。俺も合わせてピストンする。

「ああああ! イッて! センジさん!!
 ショーコほしい! センジさんの濃いのがほしいのぉ!!」


「んぐ!!」

ドピュルルルル

「ああああああ! 出てるぅぅぅ! 中で熱いのが出てるぅ!!
 たくさん、熱いのが出てるぅぅ!!」

俺らはしばらくその体制で抱き合った。
本気で惚れてしまいそうになっている自分が複雑だった。
ここまで見事に催眠の暗示がハマる人間はそういない。
一生自分のものにしておきたいほどの従順さと
一生手玉に取られたままでもいいと思わせるような淫靡さ
これ以上に最高のコントラストが他にあろうか。

「うふふ・・・ センジさん・・・ 抜いてください・・・
 おちんちん、ショーコの口でお掃除させてください・・・」


俺が少し腰を引くと、結合が外れた。
ペニスから精液の糸がタラーっと垂れた。
祥子は嬉しそうにそれを見ながら机の上でそのまま行為を始めた。

「クチュ・・・ んん はむむ・・・ んぐ・・・ チュルチュル・・・」

俺のペニスから液を吸い上げるたびにゴクゴクおいしそうに飲み下していった。

「んはぁ・・・ 精液の塊、ネバネバしててとってもおいしいです・・・ 」

くちびるについた液も舌で片付けていく・・・
ジッとみている俺に楽しませるかのようにゆっくりと舌を動かしていた。

「・・・・・・もう一回します? ショーコはいくらでも大丈夫ですよ?」

ショーコは一通り掃除を済ませると俺にそういった。
俺も何度でも抱きたかったが、
あまりやりすぎると完全に虜になってしまいそうなのが怖かったので、
ここら辺で切り上げて、あとはたくさんの宿題を課すことにした。


俺はもう一度、杏子を催眠状態にし、
社会的立場の春日野杏子、本当の自分である下田辺祥子、
という風に教え込んで、最低限普段の生活を送れるようにした。

不特定多数の男と寝るのはホスト限定にし、
その他の男には奉仕することに限定させた。
そしてプレイは必ず撮影させ内容を逐一メールで報告するように義務付けた。
浣腸と大人のおもちゃの入手経路もきちんと伝えた。

まぁどれも『役づくり』のためだ。納得するしかないだろう。

「センジさん、今日は本当にありがとうございました。
 お先に失礼させていただきます」

そういって俺に軽く頭を下げると杏子が出て行った。
ちなみに下着はつけてないまま帰らせた。
中に出した精液が足からつたっていたのに気づく奴がいたらおもしろいな。

また1週間後に会う約束はしてある。
そのときまでにどんな報告が送られてくるか楽しみだ。


「あら、ウェイターさん。 いま、私のことみてたわよね。ふふ…
 そういえば、トイレがどこかわからないから つれていってもらえるかしら?」



<おわり>  


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