螺旋工房 > 作品一覧 >  くせ 〜連鎖する催眠〜 学級副委員長・鳩山由理子

自意識過剰。 を感じさせる女はすべて嫌いだ。
そんなメスどもは徹底的に人生を狂わせてやる。

ワタシの名前は羆 孝明。
西ノ旋病院に勤める、臨床心理士。

少し前まで患者には真摯に対応してきたが、
ある時を境に急に自分のしていることがバカバカしくなり
救いようのないクズ患者には催眠術をつかって常人にはない
「くせ」を植えつけてやることにした。
別にそれは院内だけの話じゃない。

外にいるときだって自意識過剰な男を見下してるようなメスには容赦しない。




俺は黒田英次。 別にとりたてて何も特技もない普通の高校生だ。
友達からいわせると運がいいらしい。
確かにカードとか麻雀とかで他の奴に比べて「ヒキ」が強いなと思うが…

今回の俺は過去最大級に「ヒキ」が強いのかもしれない。

俺は今日童貞を捨てる… 相手は同じクラスの副学級委員の鳩村由理子ちゃんだ。

おそらく解いたら二の腕まであるんじゃないかというくらいの髪をくるっと束ねていて、
多きめのメガネが顔のサイズを余計小さく感じさせる。
「副」学級委員というポジションからもわかるように
                 クラスではいつも1,5列目の控えめな娘だ。
控えめといってもサッカーの1,5列目と同じように
            ときどき鋭いパス(意見とか)を出すので決して軽視されてはいない。

別に由理子ちゃんと俺は付き合ってるわけでもない。
誰とでもセックスするような「サセ子ちゃん」というわけでもない。
クラスのみんなも由理子ちゃんは清純で結婚するまで
処女でいるんじゃないかと思わせるほど、「お堅い」イメージが強かった。

俺も3日前までそう思っていた。 が…




先週の金曜日のこと ―――――


教室でズブ濡れの俺…
教室に備えつけのストーブを無断でつけて暖まっている。
外は雪は降っていないとはいえものすごく寒い。

バスに乗ったら20分ほどで帰れるんだけど、困ったことに着替えがない。
しかも誰かに助けを求めるのもかっこ悪いし携帯も水で壊れた。
そんなこんなで、こうして誰も来るはずのない放課後の教室で暖まっていた。

ガラーーッ

欝な気分の中、ストーブに手をかざしていると教室のドアが開いた。
そこから入ってきたのは学級副委員長の鳩村由理子。

「あ、黒田くん。 まだ帰ってってどうしたの??」

「ちょっとドジって水被っちゃってね… 着替えもないしこうして暖まってるワケ」

「そ、そっか… でも先生にいったの?
 ストーブだったら教室のじゃなくて職員室の使わせてもらったら…」

「いやだよ職員室なんて。 しかも先公にこんなこといいたくないし」

「そっか…」

由理子ちゃんがうつむいたまま何かいいたげな顔をしている。

「……もしかして、ストーブは規則じゃ使っちゃダメ とかいいたいの?」

「え!? あ、う…ん」

「別にいいじゃんかよ。 ほっとけよ」

「で、でもさ…… 燃料費はクラス予算から…」

「じゃあさ、鳩村。 お前、俺を暖めてみろよ!」

欝な気分を更に追い込まれ、俺はついわけのわからないことを口走ってた。
が、それ以上にわけのわからない言葉が返ってきた。

「いいよ」

「は?」

「私が黒田くんをあっためるから、ストーブ切るよ…」

呆気にとられた俺をおいて由理子ちゃんがストーブのスイッチを切ってしまった。

「お、おい… どういう…」

むにゅう

「あったかい? 黒田くん」

由理子ちゃんは椅子に座っていた俺の上にのっかるとぎゅっと抱きしめてきた。
手は頭に巻きつけられ胸板と胸板が重なって乳房の弾力がここちよく伝わってくる。
想像を超えていた行動に時間が止まってしまったような気分になった…

「は、鳩村… いったい…」

唐突に野生を刺激する香りに見舞われながら
由理子ちゃんの顔をみると恥ずかしさで真っ赤に染まっていた。

「黒田くんにたのまれたから… どう? 由理子あったかい?」

「う…うん……」

大股を広げて俺の上に由理子ちゃんが乗っかってる図は誰にも想像できないだろう。
現実に体験している俺がまだ状況についていけていなかった。
俺はわけがわからないままにはじめて感じる同い年の女の肌のぬくもりを堪能した。

「あ… ごめん。 わたし、家に帰る時間…
 黒田くん… もう大丈夫? 十分にあったまった??」

どれくらいの時間が経ったかはわかっていなかったが、
そういわれてふとわれに返って教室の時計をみるとすでに5時過ぎになっていた。

「あ、ありがとう… は、鳩村… ど、どうしてこんなこと…」

「え? だって黒田くんに頼まれたから…」

体をすこし離してありえなく近い距離で由理子ちゃんと俺は話している。
俺の服の水分が由理子ちゃんの服にも染みて下着が透け出ている…
制服からうっすらと透けてみえるピンクの花柄のブラジャーが俺を誘ってる気すらした。

「じゃあさ… 帰る前にもうひとつお願いしていいかな? 由理子ちゃん」

俺は大胆に呼び名を変えて呼んでみた。

「え?… なに??」

「く…くちびるがまだ冷えてるから由理子ちゃんのであっためてくれない…?」

いってる自分が恥ずかしかったが、
由理子ちゃんは抱きしめてきたときと同じ反応でゆっくりと俺に顔を近づけてきた。

ドキッ

はじめてのチューに俺の心臓はかつてないほどに高鳴っていた。

チュッ……

くちびるとくちびるが触れやさしい感触が広がっていく…

「ん…」

由理子ちゃんから色のついた声が漏れた…
気づいたら由理子ちゃんを両手で引き寄せ抱き締めていた。
顔が近づきすぎて由理子ちゃんのメガネが俺の顔に当たった。
由理子ちゃんの心臓の鼓動と自分のが重なって聞こえる。
ずっとこのままでいたいような気分になる。
温もりはただ体を温めるだけでなく心まで温めているような…

「……ぷはぁ  あ、あの…黒田くん… わたしもう時間だから…」

顔をひいてくちびるを離すと由理子ちゃんが息を荒げながらそういった。
まだくちびるが目の前にある…

「あ…あぁ……」

俺はいきなりの体験に酔い虚ろなりながら言葉を返した。

「じゃ…… よいしょ……っと」

由理子ちゃんがゴソゴソと俺の足の上を滑って床に降りた。
顔はまだ恥ずかしさからか真っ赤だ。

俺のことが好きだった? いや、んなわけがない。
俺と由理子ちゃんに接点はない… はずだ。

クラスの行事とかに積極的に参加したことはない。
いままでも野郎同士で遊んでばっかりでほとんど女子となんて絡まなかった。

そんな俺を由理子ちゃんが好きなわけが… …

「ねぇ、由理子ちゃん。 誰にでもこんなことするの?」

「え? そ…それは……」

…ま、まさか…

「困ってる男の人に頼まれたことをするのは女として当然だから…」

「へ?」

想像をぶっちぎりで上回った一言に思わず素で言葉を返してしまった。

「そ、それにわたし… 副委員長だから
 みんながやりたくないことや恥ずかしいこともがんばってやらなくちゃ…」

「は?」

恥ずかしそうに下向き加減のまま由理子ちゃんがそういった。

…由理子ちゃん、頭おかしいのかな?
俺をからかってるにしてもやってることがおかしすぎるし、冗談になってない。
しかも大きなメガネからのぞく眼差しはいつものホームルームの時とかといっしょだ。
きちんと考えて、誠実に話してる。
いや、いままでそうだと思ってただけだったのか…

「じゃあさ、帰る前にもうひとつだけお願いしていい?」

「うん… わたしにできることなら……」

 ………

「まだ完全に乾いてないし、体を拭きたいから由理子ちゃんのパンツくれない?」

俺は暴走ついでに自分でもびっくりするくらいに変質的になっていた。

「……うん、いいよ  …じゃあ黒田くんちょっと向こう向いててくれない?」

いいのかよっ!と心の中でつっこみながらも俺は変質者をつづけた。

「どうして? どうして向こう向いてないといけないの?」

「え! だ、だって… そ、その… み、みえちゃうかもしれないし…その…」

これだけやっといてどうしてそこだけ恥ずかしがるんだろう…
などと思いながらも俺はなんとなく感じるノリに自分を合わせる事にした。

「脱ぐところがみえなかったら困るよ。
 自分の体を拭くんだからちゃんと汚れてないかチェックしたいし…」

「そんなぁ… 拭くんだったらハンカチとかでも…」

「何いってるんだよ。 ハンカチじゃあ拭きたくないから頼んでるのに…」

「……じゃあ……… 脱ぐね…」

ゴネてる俺をみて観念したのか由理子ちゃんが
              スカートの中に手を入れてパンティを脱ぎ始めた。

スル… スルスルスル…

ブラと同じ色のピンクのパンティがキレイな足を滑っていく。

「はい…… あの…拭いたら…返してね…」

由理子ちゃんが真っ赤になりながらおずおずとパンティを渡してきた。
だから、何で恥ずかしがるんだよ…

「うん、ありがとう…
 でも、俺6時くらいの帰る前に拭くからいまは返せないよ」

「そ、そんなぁ…」

「それよりチェックさせてよ… 汚れてないかチェックするっていったじゃん
 みたところこのパンティなんか濡れてるよ?」

「!? か、返して!」

由理子ちゃんが目に涙を浮かべながら、パンティを取り返そうと手を伸ばしてきた。

「あれ? 困ってる俺を見捨てるの?」

俺は困ってる男の人だとかいってる由理子ちゃんをからかってみた。

「そ、それは…」

怒って、さすがにこの茶番劇をやめるかと思いきや由理子ちゃんは迷い始めた。

………

「ごめん…なさい…黒田くん…
 わたし、副委員長なのに…責任感なくて…」

何を言うかと思えば由理子ちゃんは謝り始めた…自分が悪いと思ってるみたいだ。

「まぁいいからさ… 早くアソコみせてよ。
 みえやすいように教卓の上に立って足広げてネ」

俺は狂気の世界に足を踏み入れてしまった気がした。
さほど考えないままに自然とそんな言葉がでてくる…

「………」

由理子ちゃんは何も言わずに教卓の上にのぼった。

「ほら、しゃがんで足を開いて…」

体が羞恥からかぶるぶると震えている。頬を涙が伝う。
泣くくらいならこんなこと…
          とかいうあたりまえの考えはもうどうでもよくなっていた。
俺はかわいい娘が頼みごとを何でも聞いてくれる夢のような空間に酔いしれた。

「ほら、早く… バスの時間に間に合わないよ…」

「あぁぅ…… み…みないで…」

由理子ちゃんがみないでといいながら足を広げていく…
うっすらと毛の生い茂ったピンクの肉丘がじょじょにみえてくる…

「あれ? なんか濡れてない? これはどうしてかな? 由香里ちゃん」

「ぐすん… ぬ、濡れてなんて…ひぃん!」

「じゃあ、これは何かな?」

肉丘を触ると生暖かい湿度が手にまとわりついた。
由理子ちゃんが肉丘をいじる俺の手を押さえてくる…

「やめて… もう… うぅ… 黒田くん… おねがいだから…」

「このパンツの湿り気は由理子ちゃんのいやらしい液だったんだね…」

「うぅ、そんな… ちがう…」

「じゃあ、この湿り気はなにカナ?」

「ひうっ」

俺はパンティを由理子ちゃんの顔に突きつけた。

「これは何の湿り気?」

「……」

「困るな〜
 体拭こうと思ってたのに意味のわからない湿り気があるんだもん…」

俺は由理子ちゃんが囚われている
         「困っている」というキーワードを出してみた。

「どうなの? この布についてる湿り気は何なの?」

「…クスン  ……由理子の… …です」

「ん? なに?」

「ゆ、由理子の… お汁です…」

「え? お汁? どんな汁なの?」

「ゆ…許して…」

「また俺を困らせるんだね」

「うぅ… 由理子の… エッチなお汁…です…」

「エッチな汁!? 由理子ちゃん、副委員長なのに変態だったんだ」

「ちがう… わたし……ちがう」

女をいじめるのがこんなに楽しいことだとは知らなかった…
俺は始めて味わうサディストの快感に支配されていた。

「いままでも困った人のおちんちんをここに咥え込んできたのかな?」

「ぅぅ……」

「どうなの?」

「……はい」

「何人?」

「…14か…15人くらい…です…」

「……どんな人が多いの?」

俺は人数の多さに驚きつつも質問を続けた。

「…近所のお兄さんとか…電車のおじさんとか…」

「…他には?」

「……体育の先生の加藤先生と学級委員長の会田くんとも…」

!!? なんだって!? 学内の奴らとも…
てか会田って…あいつあんなまじめそうな顔して…

俺は自分だけの人形ではないことを
          残念に思いつつもこれからの計画を頭の中で組み立てた…
会田は前から気に入らなかったんだ…
会田と由理子ちゃんが「シテ」いるところを収めて脅すとかもおもしろいな…

ドン!

俺が黒い欲望を頭の中で巡らせていると、急に由理子ちゃんが教卓から飛び降りた。

「ごめんなさい! わたし帰ります!!」

由理子ちゃんはそういうとカバンを持って教室を出ようとした。

「ちょっと待てよ!」

「ごめんなさい! 時間は絶対なんです!」

そういうと由理子ちゃんは駆け足でいってしまった。
時間…か、まぁいい。 今度会った時にじっくり楽しもう…




と、そんなことがあった。

会田とかが出てきたら厄介だから、昼休みにでも…
と思っていたら由理子ちゃんの方から俺の方に近づいてきた。

「あの… 黒田くん…」

「あぁ… どうしたの?」

「この人に電話してほしいの…」

由理子ちゃんはそういうと俺に自分の携帯を渡してきた。

「え?? どういう…」

携帯の画面には「ヒグマ」とだけ出ている。

「話してくれたらこれから由理子、何でも黒田くんの願いを聞いてあげる」

「な…」

「じゃあね」

俺が戸惑っていると由理子ちゃんは自分の席に帰っていった。
俺はしばらく迷ったあげく、電話してみることにした ―――――




いつからだろう…

いつからだろう……
俺が自意識過剰な男を見下してるような女どもを許せなくなったのは…

学級委員長の会田はそういう生きる価値もないクズをいっしょに処理する仲間だ。

俺と会田はもっぱら学内のそういう女どもを中心にひとりになるところを襲い、
それ以上調子に乗ることのないよう脅しのネタにできるような写真を撮っている。

ひとり落とすたびに会田がレポートをつくってヒグマの元に送っている。
俺はおもに撮った写真を編集する係りだ。 ヒグマとは俺らのボスだ。
ボスの身元はわからないがボスに活動を報告するのは当然のことだ…

「さて… 今日はいちいち細かいことでも注意しにきたりと、
 あきらかに調子にのっている水泳部のキャプテンが標的だ……

 ヒイヒイいわせてやるぜ ヘヘヘ… 行くぞ、会田!!


<おわり>  


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